〜初釜〜

お師匠さんとこの お座敷にて
新春の お茶会が催される

お庭を渡り 手を清め
くぐり戸抜けて 茶室へ上がる

炉に焚く炭に 釜が在る
床の間に飾られる 掛け軸と生けられた花
庭に咲く寒椿とは 違う趣の花器のなか

和菓子と お茶と
そして空間に与えられる 雅な時の流れ
お弟子さんらの着物の柄も 所狭しと咲き誇る

著作:紫草

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