人の足を 踏み入れることなき 奥深き山 木々風に揺れ 空気浄化さる 山紫水明が地 天より遣わされし 吾 天女なり 山は桜の春を終え 芽吹く緑は若葉 やがて そは色濃く変化(へんげ)す 下界を見下ろす 深山幽谷 薫風吹き抜け 初夏薫る 【終わり】